丁々発止

国内リゾートの筆頭、沖縄。中でも石垣・波照間・宮古などの離島は特に人気が高く、美しいビーチや絶景スポットを堪能しようと毎年全国各地から観光客が訪れることで有名だ。

そんな国内随一の観光地を持続的に発展させるべく、いわゆる閑散期の底上げと、繁忙期のさらなる認知浸透を目的とした「楽園・離島便」プロジェクトを発足。スマホ同様に普及しているタブレット端末を利用して、離島の宿泊施設側が簡単に予約を受けることができる宿泊予約受付システムの運用を、2014年2月17日から沖縄セルラー電話株式会社の協力を得て開始した。

従来の大手宿泊予約サイトで「離島の宿泊施設は検索できても予約ができない」という事態が頻発していたことが運用に至ったきっかけだという、このサービス。

これまでネット上における空室情報の更新は宿まかせだったため、高齢化や人手不足、事務手続きの煩雑さといった事情から、宿泊施設の情報更新は滞りがちだった。ゆえに、利用者からの予約申し込みはもっぱらファックスや電話対応に依存しており、予約完了にもかなりの時間を要していたことから、かなりの機会ロスが発生していた。

しかし旅行販売の主流がインターネット経由になりつつある昨今、離島宿泊施設のオンライン予約への対応は急務。そのうえ、慣れないハイテク機器を扱う宿側の負担を軽減し、かつ予約申込者にはリアルタイムな応答が可能なサービスを提供しなければならないのだ。

今回スタートしたオンライン予約サービスならば、困難だったネット経由での離島宿泊施設の予約をスムーズに行えるようにしてくれるはず。しかも、超高速データ通信サービス「au 4G LTE」によるタブレット端末を活用し、空室確認の問い合わせがあれば、宿側は「○」「△」「×」（空室アリ、保留、空室ナシ）」の3つのアイコンに指ひとつで答えれば予約受付完了という、実にシンプルな仕組みを搭載しているので、高齢者でもストレスなく感覚的に操作できるだろう。
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沖縄セルラーは宿泊施設へのタブレット端末の無償提供、通信費の一部を負担。さらに、宿泊施設の通信対策に加え、宿泊施設側がタブレット端末を使いこなせるようサポートする「au スマートサポートご利用チケット」を提供し、簡単に宿泊手配できる環境整備を推進していくとのことだ。